パソコンのフリーホラーゲーム「死霊の屋敷 ~呪われた家屋~」の紹介と感想。
フリーゲーム「死霊の屋敷 ~呪われた家屋~」は、レトロ調でさくっと遊べるホラーゲームだ。ボイスなど作者がほぼすべて製作をしている。
この記事ではver2.65(現在最新)でのもの。
不動産会社勤務の3人は、管理している物件の業者による清掃確認のため、舞台となる一軒家に訪れる。
建物の老朽化は進んでいるが、清掃を頼んだ「ヒューマンライク」は評判が良いらしく、1日で仕事を終えてしまう腕の良さを家中で確認していく。
もちろん、それだけで終わるはずはない。お札を発見したことで状況は一変していく。
といった感じで進んでいくのだが、プレイ時間は1時間程度なのでさっくりとしている。
死霊の屋敷はシリーズ物とのことで、どの程度展開されていくのかは分からないが、このゲームだけで完結できている。しかし、恐怖は序章に過ぎないのだ。
レトロ調のグラフィックと、視点がいい味を出している。基本は上からだが場所によっては横からの画面となる。
調べられるところではキャラクターが何かしらしゃべってくれるので、飽きが来ない。ちょっとした日常の愚痴なんかも人間味を感じられる。
進行上のタイミングで自動的に操作キャラクターが切り替わる。移動が早くなるなど特に違いはない。だが、拾ったアイテムは共有していない。
音量を上げて遊んでほしいと書かれているが、調整されていないのかわざとなのか、かなり大きな音なので気をつけてほしい(下げてもあまり意味がないくらいだった)。
ホラー度は低め。上記の音の問題でびっくりする。
ただし、グロテスクな表現があるため、苦手な方は注意が必要。
SAN値(正気度)と体力の表示があるが、どこかで回復する必要はない。SAN値が減り怪奇現象に襲われるという心配もない。
これはネタバレになるのかもしれないが、少し戦闘要素がある。拾ったアイテムは必ず確認をしよう。
体力表示はこの戦闘でしか意味がない。
即死するポイントは多いのだけど、セーブのタイミングが「これから何か起こりますよ」というところであるためわかりやすい。任意と進行上でセーブができる。
余計なことをしないという選択が大事かもしれなかったり、そうでなかったり。
総評
音でびっくりするが恐怖はなく、グロテスクなところで「うへぇ」といやな気分にさせてくれる。
ややテンポが気になったが、さくっとレトロホラーを楽しみたい方は遊んでみてはいかがだろうか。
この家の謎は明かされるのか、登場人物やヒューマンライクは今後も関わりがあるのか気になるところ。
Infomation
タイトル:死霊の屋敷 ~呪われた家屋~
ジャンル:ホラーアドベンチャー
対応機種:Windows
価格:無料
ダウンロードサイト:ふりーむ! フリーゲーム夢現
制作:みっちゃん